8月上旬、観光案内所に大小2匹のてんとう虫がやってきました。
この日は、ドイツ人の3人の観光客が自転車で案内所にやって来て、町内にあるユースホステルを探してほしいというお願いでした。残念ながら町内にはないことを説明しました。するとトイレ付きの温泉旅館を探してほしいというお願いで、某所某旅館が見つかり、宿泊の手配を済ませました。
それから、そのお客さんたちはとても遠慮がちに、明晩の宿泊先として花巻のユースホステルに予約を入れてほしいということで電話してみると、残念ながら満室でした。すると今度は平泉のユースホステルに予約を入れてほしいということでしたので確認してみると、これまた満室でした。この方々に説明すると残念がっている様子よりも、私に手を煩わせて申し訳ないというふうでした。(ドイツ語解りませんがそのように感じました……)
ドイツからのお客さんは自転車でツーリングをしている人たちで、かすかな日本語を話せる人は一人の男性で、他の男女はまったく日本語を話せませんでした。女性はバツクから10セントと20セントのコインを差し出しました。それから、大小2匹の木製のてんとう虫をカウンターの上に出しました。言葉が通じませんでしたが、私にお礼の意味を込めて下さったものでした。後で聞いた話ですが、ドイツでてんとう虫は「成功」や「財産運」のお守りとされているようです。
その「聖母マリアの虫」が私のところにいて、私を守ってくれています。言葉が通じなくても解ることってあるもんですね………。