観光案内所の電話のベルが鳴り「はい、西和賀町観光協会です」と答えるとすぐさまに「ふぐ料理が食べられる旅館を紹介してほしい……」と言いました。「ここは、岩手県ですが……」と言うと「あれっ、ダメなんですか…」と言います。どうやらお客さんは、山口県の湯本温泉と勘違いをされているようでした。ふぐ料理といえば山口県です。調べてみると、西条八十が絶賛した、金子みすゞという童謡詩人がいたそうです。「私と小鳥と鈴と」の旋律は80年も経過した現代人に何かを訴えているような気がします。皆同じでなくてもいいということです。金子みすゞは若き童謡詩人の巨星だったとか……。