2008年8月27日水曜日

ミソハギ

 緑色の稲穂の中にひときわ目立っているのは、あぜ道に咲いている赤紫色のミソハギです。細長い茎の先端に小さな花がいっぱい付いています。今年はこのミソハギが早く咲いたような気がします。
 この名は、花穂に水を含ませて供物に水をかける風習が、禊を連想させるところからミソギハギ(禊萩)と呼ばれ、それが変化したものだという説があるそうです。また、ミゾハギ(溝萩)と呼ぶところもあるそうです。
 今から10年程前は、第2和賀川橋梁付近にミソハギが群生していましたが、この頃はひとつも咲いていません。真っ赤な鉄橋の下に草むらが広がり、その中に咲いている赤紫色のミソハギといったらほんとうに素晴らしい光景でした。今では辺り一面、緑色の草むらが広がっているだけです……。