2008年12月19日金曜日

オデアシコブキ


今から二十数年前、祖母から聞いた話です。ここの西和賀地方では、旧暦の11月24日には「オデアシコブキといって猛吹雪になるという言い伝えがあります。その昔、オデアシコさんという人がいて、この人には子供が24人もいたそうです。その子供たちに、小豆粥団子を作って食べさせるため、塩を買いに里に出掛けました。しかし、猛吹雪に遭い「フキドリ」して亡くなったそうです。そこで、その仏様には、塩味をつけない小豆粥団子を作って供えたそうです。毎年この時期に、天候が荒れると町の長老たちは「オデアシコブキ」だな…って言います。今年の「オデアシコブキ」は12月21日(日)とか……。