2008年8月16日土曜日

「正岡子規」曽遊の日

 今から115年前の明治26年7月19日、俳聖「正岡子規」は東京を出発し、白河、福島、仙台、松島、作並、酒田、本荘、秋田、大曲そして8月16日にこの町に訪れました。
 下前で「蜩や夕日の里は見えながら」の名句を残しました。宿泊場所の湯本温泉では「山の温泉や裸の上の天の河」と詠みました。さぞ星空が綺麗だったと感嘆したようです。
 翌日は人力車で黒沢尻(北上市)に向いました。杉名畑に至る間は「風光絶佳雅趣掬すべく誠に近國無比の勝地なり」と表現しております。錦秋湖周辺の景色のすばらしさは、今から115年前の正岡子規が既に認めてくれていたことになります。
 錦秋湖の紅葉シーズンに正岡子規が訪れていたら、なんと感嘆したことでしょうか……。