2008年3月21日金曜日

彼岸のぼた餅

この時期、彼岸の入り、中日、過ぎ彼岸には仏壇に餅をあげ手を合わせます。小豆で作ったぼた餅は美味しいものです。過ぎ彼岸の朝は、米の粉で作る団子(この地方でいうところの搗きがえし)をあげます。但しこの日はいつもより早く起きて普段よりも大きめに作るという習わしがあります。我が家も例外ではありません。何故大きな団子を作らなければならないのか……とお婆さんに尋ねると、家に帰って来ていた仏さん同士が過ぎ彼岸の朝は「あんたの家の団子は大きいね……」とか「家の団子は小さいよ……」なんて言いながら帰っていくものだから、引け目を感じないよう大きめの団子を作り、しょわせて(背負わせる)やるものだ……。と言います。面白いたとえ話ですが、これは先祖の霊を大切にせよという教えだと思います。23日の朝はちょっと早起きをして団子を作ることにします……。